シルスプのブログにようこそ

「一生に一度は、幻のサメに会ってみたい。」
そう思うダイバーにとって、マラパスクア島は特別な場所です。

フィリピン・セブ島北部にある小さな島、マラパスクアでは、幻のオナガザメ「ニタリ」に高確率で出会えます。
世界中のダイバーが“別格”と呼ぶその理由を、島の魅力やアクセス、ダイビングの見どころとあわせて紹介します

目次
  1. なぜフィリピンの「マラパスクア」は世界中からダイバーが集まる特別なポイントなのか?
  2. 【遭遇の鍵は早朝】ニタリを至近距離で観察できる「モナドショール」の全貌
  3. ニタリだけじゃない!マラパスクア周辺のバラエティ豊かな人気ポイント
  4. マラパスクア島内の滞在ガイド:宿泊・グルメ・アフターダイブ
  5. 【失敗しない】セブ島(マクタン空港)からマラパスクア島へのアクセス完全ガイド
  6. まとめ:長い尾びれが描く一瞬の奇跡を求めて、マラパスクアの海へ
  7. 備考:
  8. 関連ブログ

なぜフィリピンの「マラパスクア」は世界中からダイバーが集まる特別なポイントなのか?

奇跡の遭遇率!幻のオナガザメ「ニタリ」に毎日出会える世界で唯一の場所

Thresher Shark

ニタリ(英語名:Thresher Shark)は、本来は人間の目に触れることのない外洋の深海に生息するサメです。
他の地域では、数千本潜って運が良ければ一瞬シルエットが見えるかどうか、というまさに「幻の存在」。

しかし、ここマラパスクアでは、「高確率、それもほぼ毎日」その姿を拝むことができます。
海を愛する人々にとって、これはまさに奇跡以外の何物でもありません。
世界中のダイビング雑誌やSNSで「サメ好きの最終目的地」として紹介され、
欧米からも年間を通じて多くのリピーターが訪れています。

長い尾びれをなびかせて泳ぐ!「海の貴公子」ニタリの優雅な生態

ニタリを一目見たら、誰もがその美しさの虜になります。
最大の特徴は、体長と同じくらい長く伸びたスタイリッシュな尾びれ。
水中でその尾びれをリボンのようになびかせながら、大きな黒い瞳をきらめかせて悠然と泳ぐ姿は、
荒々しいサメのイメージを覆すほどエレガント。
まさに「深海の社交界に現れた貴公子」です。

彼らはこの長い尾を使って小魚を叩いて気絶させて食べるという、ユニークな生態を持っています。
水中で目が合った瞬間のあの感動は、一生胸に残り続けるはずです。

セブ島から北へ!欧米ダイバーがこぞって集まる隠れ家的な秘境島

マラパスクア島は、全長わずか2.5kmほどの小さな島。
車が走っておらず、素朴なフィリピンのローカルライフと、真っ白なパウダーサンドのビーチが残されています。
セブ島の華やかな大型リゾートとは一線を画す、「知る人ぞ知る大人の隠れ家」
そんなのんびりとした島時間が、冒険心をさらにくすぐってくれます。

【遭遇の鍵は早朝】ニタリを至近距離で観察できる「モナドショール」の全貌

なぜ早朝だけ?サメたちが集まる「クリーニングステーション」の謎

ニタリに会える魔法のポイント、それが島からボートで30分ほどの場所にある海底の丘「モナドショール(Monad Shoal)」です。
なぜ深海のサメがここにやってくるのか。
それは、体に潜む寄生虫をホンソメワケベラなどの小魚に掃除してもらうため。
ここは海の「極上エステサロン」なのです。 ニタリは夜明けとともに現れ、お掃除が終わると太陽が昇る前に深い海へと帰っていきます。
だからこそ、ダイバーたちはまだ星が瞬く午前4時半に起きて、
眠気眼でボートに乗り込むのです。

現在の潜水ルール:ニタリを守り、安全に観察するための「着底スタイル」

モナドショールでは、サメを驚かせないための厳格なルールがあります。
ダイバーは水深20〜25メートル付近にある指定の観察エリア(ロープが張られています)に到着したら、砂地に膝をついてじっと待ちます。
こちらから追いかけるのは絶対にNG!
泳がずに「静かに待つ」のように大人しく待っていると、
ニタリの方から「なになに?」とすぐ目の前まで近づいてきてくれるのです。

水深は何メートル?必要なライセンスと「エンリッチド・エア」の有用性

観察エリアの水深は20メートルを超えるため、
「アドバンスド・オープンウォーター」以上のライセンスが必須となります。
また、深い水深に長く留まる必要があるため、窒素が溜まりにくい特殊なタンクガス「エンリッチド・エア(ナイトロックス)」の資格を持っていると、
安全かつじっくりとニタリを観察できるので非常におすすめです。

ニタリだけじゃない!マラパスクア周辺のバラエティ豊かな人気ポイント

【ガト島(Gato Island)】サメの寝床をくぐる!スリリングな洞窟ダイブ

ニタリを堪能した翌日は、ボートで約50分の「ガト島」へ向かいましょう。
ここは巨大な岩の島で、水中にトンネル(洞窟)が通っています。
ライトを片手に暗闇のトンネルを進むと、なんと岩の隙間でネムリブカ(ホワイトチップシャーク)がスヤスヤと眠っている姿が!
「サメの寝室にお邪魔する」ようなスリル満点のダイビングは、アドレナリンが大爆発すること間違いなしです。

【カランガマン島(Kalanggaman Island)】天国のような絶景!どこまでも続く純白のサンドバー

カランガマン島

ダイビングの合間のエクスカーション(遠出)として大人気なのが、無人島「カランガマン島」です。

ここの見所は、潮の満ち引きによって現れる、どこまでも続く真っ白な砂の1本道(サンドバー)。

左右から抜群の透明度のコバルトブルーの波が打ち寄せる景色は、まさに「天国のビーチ」。SNS映えもバッチリで、ダイビングをしない旅行者もこれを目当てにやってきます。

【マクロ天国】ニシキテグリの交尾ダンスも!極上のナイトダイビング

ニシキテグリ

マラパスクアの夜は見逃せません。
夕暮れ時に出発する「サンセットダイブ」では、カラフルで美しい魚「ニシキテグリ(マンダリンフィッシュ)」のロマンチックな交尾のダンスを高確率で観察できます。
タツノオトシゴや珍しいエビ・カニなど、マクロ(極小生物)好きにもたまらない海です。

マラパスクア島内の滞在ガイド:宿泊・グルメ・アフターダイブ

のんびり流れる島時間:自動車のない「エコ・アイランド」の魅力

マラパスクア島には自動車がありません。
移動は徒歩か、現地の方のバイクの後ろに乗せてもらう(ハバルハバル)だけ。
舗装されていない小道を歩いていると、地元の子供たちが「ハロー!」と笑顔で手を振ってくれます。
高級リゾートの至れり尽くせりな環境も素敵ですが、この「何もない贅沢」こそが、旅の疲れを心の底から癒やしてくれます。

ダイバー向けリゾートから格安宿まで!おすすめの滞在エリア

島の一番人気は、南側に広がる「バウンティ・ビーチ(Bounty Beach)」。
ここにはダイビングショップが併設された快適なリゾートホテルが立ち並び、目の前のビーチを見ながら朝食を食べることができます。
バックパッカー向けのゲストハウスも多く、予算に合わせて最適な滞在スタイルを選べます。

安くて美味しい!新鮮なシーフードとフィリピン料理を楽しめるスポット

フィリピンの料理シシグと地元ビールサンミゲルの食卓

ダイビングの後は、ビーチ沿いのオープンレストランへ。
その日に獲れた新鮮な魚やエビのグリル、フィリピン名物の豚肉料理「シシグ」などを、キンキンに冷えた現地ビール「サンミゲル」と一緒に流し込む瞬間はまさに天国!物価も日本に比べてかなりリーズナブルなので、お財布を気にせずグルメを楽しめます。

【失敗しない】セブ島(マクタン空港)からマラパスクア島へのアクセス完全ガイド

自力で行く?それともショップ手配?「陸路+ボート」の移動ルート

マラパスクア島への道のりは、少しだけ冒険です。 まずは日本の各都市からセブ島のマクタン・セブ国際空港へ。そこからセブ島最北端の「マヤ港(Maya Port)」まで陸路で北上し、さらにボートに乗り換えて島へと渡ります。

マヤ港(Maya Port)からの伝統ボート「バンカ」の乗り方と注意点

アウトリガーボート

マヤ港からは、フィリピンの伝統的なアウトリガーボート(バンカボート)で約30〜45分。
個人で行く場合はパブリックボート(乗り合い)を利用しますが、時間が不定期なため、
現地のダイビングショップに空港からの「送迎プライベート車+専用ボート」を一括で手配してもらうのが最も安心でスマートな方法です。

移動時間の目安と、移動日を無駄にしないタイムスケジュール

セブ空港からマヤ港までは車で約3.5〜4時間。トータルの移動時間は約5時間ほどかかります。
早朝発の飛行機でセブに到着すれば、その日の夕方にはマラパスクア島にチェックイン可能!
翌朝一番のニタリダイブに備えて、初日は美味しいご飯を食べて早めにベッドに入りましょう。

まとめ:長い尾びれが描く一瞬の奇跡を求めて、マラパスクアの海へ

マラパスクア島は、ただのダイビングスポットではありません。
幻のサメ・ニタリに高確率で会えるという、世界でもめったにない体験ができる特別な島です。

早朝の静かな海で、その長い尾びれが目の前を通り過ぎる瞬間は、きっと忘れられない記憶になります。
サメ好きならもちろん、特別な海を求める旅人にも、一度は訪れてほしい場所です。

スマホの画面を眺める日々をちょっとだけお休みして、本物の「奇跡」に会いに行きませんか?
海の貴公子たちが、明日の朝も変わらず、美しい尾びれを揺らしながらあなたを待っています。

\ニタリと泳ぐ夢を叶えよう!/

[今すぐマラパスクアへのツアーをチェック!]

備考:

  • 最新のニタリ出現ポイント情報:
    近年、地球温暖化や海水温の変化により、モナドショールだけでなく近隣の「キムドショール(Kimud Shoal)」等へニタリの主なクリーニングステーションが移行しているという現地報告(一次情報)があります。旅行時には直近の主要ポイントがどこになっているか、現地ショップへの事前確認が必要です。

  • マヤ港の環境税・乗船手続き:
    マヤ港の建て替え等に伴い、観光客が支払う最新のポートフィー(港湾使用税)や環境税の現地通貨(ペソ)建ての最新金額。

  • ボートの夜間航行規制: フィリピン沿岸警備隊(Coast Guard)の規制により、夕方以降はマヤ港からのボートが出港できないルールがあるため、セブ空港着が午後遅くになる場合の最新のタイムリミット(門限)。

関連ブログ

第1回_パラオ・ブルーコーナー
第2回 メキシコ・セノーテの神秘を解き明かす!
第3回【究極の紅海】エジプト・ブラザーズ諸島
第4回 グレートバリアリーフ完全攻略ガイド
第5回 ガラパゴス・ダーウィン島完全ガイド
第6回 モルディブ南アリ環礁完全ガイド

では、またね~