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50代女性の困りごと

【イソップ童話】「町のネズミと田舎のネズミ」に学ぶ幸福論|年収と幸福度が比例しない理由と、本当の豊かさの見つけ方

【イソップ童話】「町のネズミと田舎のネズミ」に学ぶ幸福論|年収と幸福度が比例しない理由と、本当の豊かさの見つけ方

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最近、年収1000万円以上の友人と話していたら、こんな悩みを打ち明けられました。

「タワマンに住んでるんだけど、周りがみんな外車とか子供の習い事とか、
レベル高すぎてさ。合わせるの、正直しんどい」

え、年収1000万超えてるのに?

そう驚いた私の頭に、ふと浮かんだのが
イソップ童話「町のネズミと田舎のネズミ」でした。

豪華な食事か、静かな麦飯か? 現代に蘇るネズミたちの選択

少し、「町のネズミと田舎のネズミ」の話しを振り返ってみましょう。

都会の豪華な食事に誘われた田舎のネズミ。しかし、そこでは人間や犬に
襲われる恐怖と常に隣り合わせでした。

「豪華でも、ビクビクしながら食べるより、粗末な麦を安心して食べるほうが幸せだ」

田舎のネズミはそう悟り、村へ帰っていきます。

これ、まさに現代の「都会のハイキャリア vs 地方のQOL(生活の質)」じゃないですか?

40代・50代。年収も上がり、社会的な地位も築いたはずなのに、
なぜか心が満たされない。常に何かに追われ、競争の中にいる……。
そんなあなたに、このネズミたちの選択は「本当の豊かさとは何か」という
根源的な問いを投げかけています。

都会の「町のネズミ」が払っている、目に見えない高い代償

高層ビルのオフィス、高い年収、洗練された人間関係。都会のビジネスパーソンは、
一見すると物語の中の「豪華な食事」を謳歌しているように見えます。
しかし、その裏側には深刻なリスクが潜んでいます。

1. 終わりのない「相対比較」の罠

都会は比較の宝庫です。より高い年収、より良い家、より高い役職……。

例えば、年収1200万円で満足していたのに、同期が1500万円と知った途端、
急に自分が「負け組」に思えてくる。
子供の進学先、配偶者の職業、マンションの階数。
自分よりも上の存在が常に目に入るため、どれだけ稼いでも
「まだ足りない」という渇望から逃れられません。

2. 「安全」と「時間」の喪失

町のネズミが犬に怯えたように、現代のハイキャリアは「評価」や「リストラ」、
「後輩からの突き上げ」というプレッシャーに晒されています。
高年収の対価として、家族との時間や睡眠、精神的な安寧を差し出しているケースは
少なくありません。

あなたの手にしている「ごちそう」は、
常に監視され、追いかけられるリスクを負ってまで食べる価値があるものでしょうか?

地方の「田舎のネズミ」に見る、時間資産という贅沢

一方で、地方での暮らしや、あえて出世競争から距離を置く生き方は、
物語における「田舎の麦」に例えられます。

安心感がもたらす精神的余裕

誰かに脅かされることなく、自分のペースで生活できる環境は、ストレスホルモンを
劇的に減少させます。
40代以降の健康維持において、この「心の平安」は何物にも代えがたい資産です。

質の高い対人関係

都会の希薄で戦略的なコミュニケーションに対し、
地方やコミュニティに根ざした関係性は、時に煩わしくもありますが、
深い「安心感」と「帰属意識」をもたらします。

年収の数字には現れない「可処分時間」と「心の静寂」
これこそが、人生の後半戦において重要度が増していく、真の豊かさの正体です。

もちろん、地方にも煩わしさはあります。
濃密すぎる人間関係、キャリアの選択肢の少なさ、刺激の不足。
これらを「代償」と感じるか「どうでもいいこと」と感じるかは、
あなたの価値観次第です。

なぜ年収と幸福度は比例しなくなるのか?「満足の飽和点」

心理学者ダニエル・カーネマンらの研究では、年収がある一定水準
(アメリカでは約7.5万ドル、日本では約800万円前後)を超えると、
幸福度の伸びは鈍化することが示されています。

限界効用逓減の法則

100万円の年収が200万円になれば生活は劇的に変わりますが、
1500万円が1600万円になっても、生活の質や幸福感に大きな変化はありません。
むしろ、ストレスが増大すれば?
幸福度はマイナスに転じます。

幸福の「慣れ」という性質

贅沢な暮らしも、三日経てば「当たり前」になります。これを「順応」と呼びます。
一度上げた生活水準を下げるのは苦痛を伴うため、
「生活レベルという名の檻」に閉じ込められてしまうのです。

年収を追うことが「目的」になってしまったとき、私たちは町のネズミと同じように、
平穏という名の最も大切なものを失い始めます。

自分にとっての「ごちそう」を再定義する3つのステップ

町のネズミが正解で、田舎のネズミが不正解というわけではありません。
大切なのは、「自分にとっての幸せの最適解」を知ることです。

  1. 「不快なこと」をリストアップする

    【問い】もし明日から、この3つをしなくていいとしたら、
    年収がいくら下がっても許容できますか?

    □ 満員電車
    □ 形式的な会議
    □ マウントの取り合い

    あなたの「したくないこと」を3つ、書き出してみてください。

  2. 「稼ぐ目的」を再確認する
    お金は手段です。「安心を買うため」なのか「見栄を張るため」なのか。
    もし見栄のためなら、そのコストは一生払い続けることになります。

  3. 「小さな豊かさ」の感度を取り戻す
    朝のコーヒーの香り、静かな散歩道、家族との何気ない会話。高価なワイン
    ではなく、こうした「無料の贅沢」に幸福を感じられる感度を磨くことが、
    環境に左右されない強固な軸を作ります。

【まとめ】 あなたにとっての「ごちそう」は何ですか?

「町のネズミと田舎のネズミ」が教えてくれるのは、
「豊かさの定義を他人に委ねるな」ということです。

都会のハイキャリアが約束する「豪華な食事」には、
相応のストレスとリスクが伴います。
一方で、地方やスローライフがもたらす「平穏」は、
数字には見えない大きな幸福を秘めています。

40代・50代は、価値観をシフトすべき時期です。
年収という単一の指標から卒業し、
「時間」「健康」「心の平安」という多元的な軸で人生を再設計しましょう。

【今日からできること】
まずは紙とペンを用意して、
「もうしたくないこと」を3つ書き出してみてください。

それを排除した生活に、あなたはいくらの価値を感じますか?

その答えが、あなたにとっての「本当のごちそう」です。

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